千葉県印西市の裏道にかくれている“かくれ里”にお忍びでお邪魔してきた。季節の食材を用い、月替わりのコース料理を提供しているとのこと。毎月行きたくなるのは言わずもがな、新作を一目散に月初めか、懐が暖かい月末か、あるいは退屈な日々をリフレッシュする為に中旬か、どのタイミングで足を運べばいいか迷ってしまう。ありきたりな日常にそんな楽しみを抱かせてくれそうな予感。
そんな思いはいざ知らず、夏季限定でかき氷が食べれるぞ!夏が終わる前に急ごう。
とりあえず、コーヒーをいただく。おそらく自家製のマグだろう。持ち上げた時の絶妙なバランスと舌触りがそう物語っている。この日にいただいたコーヒーは酸味も苦味も控えめで飲みやすかった。ちなみに、アイスコーヒーは無い。気温や他所の喫茶店を気にしていないようなスタンスにとても好感を持てる。
桃のかき氷。ごろごろと桃。桃シロップ。至れり尽くせり桃。秀逸。
生塩キャラメルかき氷。練乳に追いキャラメルソース。甘党も暑さでバテてるやつも大満足。
この器も絶品だ。質感、大きさ、そして色。好みドンピシャで欲しい。サラダや冷麺を盛り付けたら映えそう、そんな妄想をしながら目線を上げると店内反対側に陶芸品や小物の物販スペースが!これは二度美味しいじゃないか。
ひょっとすると、この悪魔的美味さは隠しておくべきなのかもしれない。ひっそりと隠されている味を堪能した人だけがこっそりと足繁く通う店。こぢんまりと落ち着く店内に、笑顔が素敵な店員さん。言わず語らず、ここは年間を通して老若男女が集まることだろう。
嫉妬に似たこの感情はなんとも表現し難い。もし、人に勧める時は、くれぐれも隠密に願いたい。それと支払い方法は現金のみ。(2023.8.12現在)キャッシュレス派は惚れた皿を買いそびれることが無いように!
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