【漂う福音、君たちの祈り。】

【Black&White】

2024.10.14 東京基督教大学で行われたシオン祭にお邪魔してきた。

通常は立ち入ることができない学区内にフラッと遊びに行く感覚で入る事ができた。いわゆる文化祭的な祭典の盛り上がりを味わいに。

散歩をしてる時に遠めからなんとなく目にしていた鐘塔。敷地内に敷かれたアスタリスクを思わせる通路。静まり返ったチャペルに堂々とそそり立つパイプオルガン。通る者が一瞥必須なステンドグラス。そして場内に広がる賑やかな音、溢れる笑顔。ここには確かな幸せが存在した。

私は基督(キリスト)と耳にすると第一に宗教を意識する。信じた教えを守り、それを習慣として後世に伝播する。肯定も否定もせず、偏見も特別な感情も抱かないように心掛けているつもりだ。それでもやはり宗教団体のせいか、縄張りというかアウェー感というか、そぞろ敬遠しているのも事実。執拗に聖書の話をされたら嫌だなと思っていた。でも勧誘も説教されることも一切なく、出向く前にあった一抹の不安は杞憂に終わった。私が勝手に作り上げたイメージであって、見事にひっくり返された。

イベント中の主役はキレッキレに輝いて、観客はキラッキラに目を輝かせる。案内や出店している生徒の礼儀とスマイルにも感心した。固定概念にとらわれている老若男女は邪念を払いに是非、足を運んでもらいたい。(入場無料)

生徒たちが販売していたシュガーまみれのチュロスを片手に、マニュアルフォーカスレンズのピントを合わせるのは至難の業だった。「あいつ、カメラにチュロス食わせてたぞw」と大学内で話題になっていたら、せめてもの救いだ。

聴き逃してしまったチャペルコンサートを来年こそ。コロナ禍のような未来になっていませんように。

 

 

 

信仰する者もそうでない者にとっても信じることは愛でもあり、その反対は無でもある。

 

カメラ Nikon Zf

レンズ voigtlander APO-LANTHAR 35mm F2

コメント