千葉県印西市竹袋にある竹袋稲荷神社をパトロールしてきた。パトロールといっても巡回であり、警備ではない。不審者がいても見て見ぬふりするか逃げるの二択である。
カメラの露出を変えながらパシャパシャ撮っていたら背後に気配を感じ、振り向いた。そこには、微笑みながら私を見ている方がいた。挨拶をしてみた。返ってきた。神様ではないようだ。
「インターネットにのせるのですか?」と。私の活動を説明したところ快諾いただいた。さらに神社役員さんのお話を聞くことができたのは、この上ない幸運である。この場を借りて御礼申し上げたい。
お話を聞いてるうちに日が傾いて来た。かれこれ小一時間。凄まじいトーク力と溢れ出てくる情報量に脱帽。
写真には写っていないがここの狛犬?狐?は金網に入れられている。神社役員さん曰く、夜になると逃げ出してしまうらしい。表情の作り方から話の持っていき方まで上手い。饒舌の冗談は油断していると危険だ。真相ももちろん教えてくださったが、煙幕を張っておいた方が秘め事感がありいいだろう。
境内にお邪魔すると鬱蒼とする中、現れる赤いこいつ。ほどよく手入れされた雑木林の心地良さは訪れた人だけの特権だろう。春夏秋冬、その季節特有の色彩や匂いを楽しむのも風情があっていい。
休日の黄昏時、清々しい気持ちになった。微笑んでいた彼はひょっとして神だったのかもしれない。
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