「未来のためだ」と語る人たちは、決まって少しだけ正しそうな顔をしている。古びたネクタイみたいな理屈をぶら下げて、まだ来てもいない将来を知っているかのように話す。
未来のことを語るくせに、今日を生きている誰かの痛みには、驚くほど鈍感だったりする。
湿ったアスファルトの夜。終電後のコンビニの白すぎる灯り。コンビニ帰りに見上げる薄い月。そういうものを置き去りにしたまま、地図みたいな言葉で将来を語る。
でも、明日の保証なんてどこにもない。それは冷めた缶コーヒーの温度みたいに手のひらで静かにわかることだ。
世界はそんなに器用じゃない。正論だけで朝を迎えられるほど、人は丈夫にできていない。
傷ついた誰かの沈黙とか、名前のない孤独とか、言葉にならない小さなため息。そういうものを見ないふりして「君たちのため」なんて言わないでほしい。
未来は偉そうな言葉の先にあるんじゃない。たぶん深夜2時、ひとりで煙草も吸わずに空を見上げている誰かの小さなため息の延長線上にある。
だからせめて、未来を語る前に、今日泣いている人間を見落とさないでくれ。明日を良くしたいのなら、まず今日をちゃんと愛してくれ。
それくらいのことを、どうして大人は忘れてしまうのだろう。
などと、夜な夜な物思いにふけた。最近、仕事にかこつけて小説から遠ざかっている。本屋へ行きたい。
今回の写真は全てNikon Z8で撮影。レンズは以下
Nikkor Z35mm f1.2S
Nikkor Z50mm f1.2S
Nikkor Z85mm f1.2S
ミラーレスやらオートフォーカスやら技術の進歩ってすごいよね。でも撮ってる行為そのものを楽しむならフィルムカメラが好き。その間(?)をとって光学ファインダーデジタルカメラに古いニッコールレンズをガチャガチャしてるのがマイブーム。カメラファン、写真愛好家の方々に伝わるかな。結果よりも過程を楽しもう的なアレですよ。まあまあ。便利を覚えるとなかなか抜け出せないのよね。
しかしオールドニッコールたち、値上がりした?Nikkor Ai-sレンズ、品薄?
















