【言い訳と出会い】

【Black&White】

Nikonが期間限定で旧製品MFメンテナンスサービスを開始した。(詳細は検索)

このサービスを私は今回、数年前に某中古カメラ店で購入したNikkor-SC Auto 55mm f1.2をヘリコイドグリス交換、その他不具合あれば金額問わず可能な限り修理してほしいと依頼した。

このレンズ、商品紹介ページには外観美品で分解清掃、調整済み、動作良好の表記があったのに、購入時からフォーカスリングが一定の距離でとても重たくなる状態だった。重いというか引っ掛かる感じ、そこの距離は諦めるしかないくらいに。オールドレンズあるあるは重々承知しているつもりだし、店舗に足を運び、商品を実際に手にとって確かめればよかった話なんだけど、中古品売買は人を信じることで成り立つ商売でもある。名の知れた中古カメラ店とはいえ、勤めている人間が無能、あるいは姑息な商いをしている店だとしたら、ぐうの音も出ない。代替品も求めないしクレームも入れない。その代わりに二度と利用しない。二度と、ね。私があれこれしなくても、いずれ淘汰されて潰れる会社だろうな。

こんな成り行きでメーカーメンテナンスに出した。が、しかし、だ。手が掛かるやつほど手元から離れると寂しさがフツフツと。いなくなって初めて分かるっつーアレよ、寂しさを紛らわすためだった、となんちゃらでAi Nikkor 50mm f1.2sを買った。 違うようで似ていて、似ているようで似ていて、違うようで違う、血は繋がっているけどファミリーではないが同じ釜の飯を食うような、そんな微妙な差異のレンズ。メンテから返ってきたら撮り比べるとするか。いま言えることは、ボケが違う!以上。

レンズ収差だと言ってしまえば、にべもしゃしゃりも無い。光の滲み具合と四隅の不完全さが味わい深く、妙である。現行レンズではあり得ない描写が何故か心地良い。ある意味、贅沢の極みだ。

Nikon D850

Nikkor Ai 50mm f1.2 S

このカメラとレンズの組み合わせ、最高に楽しい。